RIP SLYME(リップスライム)メンバーの脱退理由や現在とは?
日本のヒップホップをメジャーシーンのど真ん中に押し上げ、『熱帯夜』や『楽園ベイベー』などのサマーアンセムで一時代を築いたRIP SLYME(リップスライム)。SUの不倫報道による活動休止やPESの脱退・確執告白を経て、2025年には奇跡の5人再集結を果たしました。この記事では、メンバーの基本プロフィールから名曲の魅力、脱退と活動休止の真相、そして現在の活動状況までを詳しくまとめます。
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RIP SLYME(リップスライム)は、4MC+1DJという独自のスタイルで日本のポップミュージック界を席巻したヒップホップグループです。まずはオリジナルメンバー5人の基本プロフィールを整理します(年齢は2026年10月時点)。
- RYO-Z(リョージ):MC。本名は成田亮治(なりた りょうじ)。1974年7月15日生まれ、52歳。東京都出身。グループのリーダー格であり、太く通る声と軽妙なフロウで楽曲を引っ張る存在です。
- ILMARI(イルマリ):MC。本名は荻原恵介(おぎわら けいすけ)。1975年6月17日生まれ、51歳。フィンランド・ヘルシンキ生まれ、東京都育ち。日本人の父親とフィンランド人の母親を持つハーフで、妻は人気モデルの蛯原友里です。スタイリッシュな佇まいと低音の滑らかなラップが持ち味です。
- PES(ペス):MC。本名は千葉良(ちば りょう)。1976年12月27日生まれ、49歳。東京都出身。ハイトーンでメロディアスなラップと卓越したソングライティング能力を持ち、多くのヒット曲のサビやメロディを手がけました。
- SU(スー):MC。本名は大槻一人(おおつき かずと)。1973年11月20日生まれ、52歳。神奈川県藤沢市出身。元ダンサーとしてのリズム感と色気のある低音ボイスが特徴で、私生活では歌手の大塚愛と結婚していたことでも知られます(のちに離婚)。
- DJ FUMIYA(フミヤ):DJ・トラックメイカー。本名は竹内文也(たけうち ふみや)。1979年8月30日生まれ、47歳。神奈川県藤沢市出身。10代の頃から天才DJとして頭角を現し、RIP SLYMEのキャッチーで洗練されたトラックメイクを一手に担ってきました。実兄は同じくDJの竹内朋康です。
グループの始まりは1994年、高校の同級生や遊び仲間だったRYO-Z、ILMARI、PESの3人に、初期DJを迎えて結成されました。グループ名の「RIP」はメンバーの頭文字(RYO-Z、ILMARI、PES)を並べたもので、中世英語の「SLYME(泥、粘液)」と組み合わせた言葉遊びが由来です。その後、1996年にDJ FUMIYAが加入し、1997年にILMARIの小学校時代からの幼なじみだったSUが加わったことで、長年親しまれる「4MC+1DJ」の鉄壁の5人体制が完成しました。
アンダーグラウンドのクラブシーンで着実に支持を広げた彼らは、2001年3月22日にシングル『STEPPER'S DELIGHT』でワーナーミュージック・ジャパンからメジャーデビューを果たします。当時まだアンダーグラウンド色が強かった日本のヒップホップシーンにおいて、誰もが口ずさめるポップセンスとおしゃれなサンプリングサウンドを持ち込み、瞬く間にトップアーティストへと駆け上がりました。
RIP SLYMEの『熱帯夜』や『楽園ベイベー』など代表曲の魅力とは?
RIP SLYMEの最大の功績は、ヒップホップというジャンルを日本の大衆音楽・J-POPのお茶の間にまで浸透させた点にあります。その中心にあったのが、夏をテーマにした数々のキラーチューンでした。
2002年6月26日にリリースされた5thシングル『楽園ベイベー』は、グループを国民的スターへと押し上げた金字塔です。心地よいボサノヴァ調のギターリフと跳ねるようなビートに乗せて、夏の海辺の高揚感をリレー形式でラップする構成が若者の心を掴みました。オリコン週間チャートで最高2位を記録し、累計売上30万枚を超える大ヒットを記録。同年に発表された2ndアルバム『TOKYO CLASSIC』は、日本のヒップホップアルバム史上初となるミリオンセラー(累計100万枚以上)を達成する歴史的快挙を成し遂げました。
さらに、2007年7月25日に発売された13thシングル『熱帯夜』は、今なお夏の夜のクラブやフェスで欠かせない大定番ソングです。エレクトロ調の妖艶なトラックと、熱気と色気が漂うリリックが融合し、それまでの爽やかなサマーチューンとは一線を画す大人の魅力を提示しました。YouTubeに公開されているミュージックビデオやライブ映像は数千万回単位で再生され、2020年代に入ってからもTikTokなどのSNSで若い世代に再発見され続けています。
このほかにも、ポジティブなメッセージで卒業や別れの定番曲となった『One』、ファンキーなホーンセクションが炸裂する『FUNKASTIC』、黄昏時の切なさを描いた『黄昏サラウンド』など、季節感や情景が目に浮かぶ多彩な名曲を量産しました。キャッチーでありながら、ヒップホップの文法をしっかりと踏襲した高度なライミングとフロウの掛け合いは、2000年代の日本の音楽シーンを象徴するサウンドとして高く評価されています。
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Amazonで探すRIP SLYMEのSUの不倫報道や活動休止の真相とは?
順風満帆に見えたRIP SLYMEに最初の大きな暗雲が立ち込めたのは、2017年のことでした。メンバーのSUに関するプライベートのスキャンダルが引き金となります。
2017年4月、週刊誌によってSUとモデル・江夏詩織の不倫疑惑が報じられました。当時、SUは2010年に結婚したシンガーソングライターの大塚愛と家庭を築いており、子どももいたことから、世間から大きな批判を浴びることになります。この騒動を受け、RIP SLYMEは出演が予定されていた野外音楽フェスへの出演を急遽キャンセルし、SUは無期限の活動自粛へと追い込まれました。
グループは当初、4人での活動継続も模索されましたが、スポンサー契約の解除やタイアップ案件の消滅など、グループ全体への経済的・社会的な影響は甚大でした。その後、事態が好転することはなく、2018年10月31日をもってグループの公式ウェブサイトが突如閉鎖され、ファンクラブも運営を休止。事実上の活動休止状態へと突入しました。そして翌11月には、大塚愛とSUの離婚が正式に成立したことが発表されます。
SU自身も自身のInstagramで責任の重さを認め、「すべての責任は私にあります」「ファンや関係者の皆様を裏切ってしまい深くお詫び申し上げます」と謝罪し、事務所との契約を解除。グループから離脱することになりました。華やかなサマーチューンで人々を笑顔にしてきたグループが、中心メンバーの不祥事によって活動停止に追い込まれた出来事は、音楽ファンに深い衝撃を与えました。
RIP SLYMEのPESの脱退理由や不仲騒動の告白とは?
活動休止後、グループの再始動を待ち望む声が高まるなか、2021年秋にさらなる激震が走ります。グループのメロディメーカーとして中核を担っていたPESが、SNS上で衝撃的な告白を行ったのです。
2021年10月、RYO-Z、ILMARI、DJ FUMIYAの3人がYouTubeチャンネルを立ち上げ、インスタライブなどの配信活動を開始しました。これを見たファンから「なぜPESは参加しないのか」「また5人でやってほしい」というコメントがPESの個人アカウントに多数寄せられたことをきっかけに、PESは自身の公式Twitter(現X)およびInstagramで長文の声明を発表しました。
その内容は極めて深刻なものでした。PESは、SUの騒動が起きる前の2017年9月の時点で、すでに事務所を辞めてグループを正式に脱退していたことを明かしました。脱退に至った理由について、メンバー間での「知人に対する暴力行為」や「いじめに近い確執」が存在したことを赤裸々に告白。精神的に追い詰められ、「何度も話し合いや関係改善を求めたが、最後まで真剣に取り合ってもらえなかった」と主張したのです。
さらにPESは、「2度と戻ることはありません」「彼らと関わるつもりはない」と完全な決別を宣言。これに対し、残されたメンバー側も配信等で困惑と謝罪のコメントを出すなど、かつて笑顔でマイクリレーを交わしていたメンバーたちの間に、修復不可能なほどの深い溝が生まれていた事実が白日の下に晒されました。検索候補に「不仲」「何があった」「いじめ」が並ぶのは、この2021年の騒動が原因となっています。
RIP SLYMEの5人限定復活や2026年現在の動向は?
決別宣言によって「5人での復活は未来永劫あり得ない」と誰もが諦めていたRIP SLYMEですが、2022年4月、まずはRYO-Z、ILMARI、DJ FUMIYAの3人体制で音楽活動を再開させます。『Human Nature』を皮切りに5ヶ月連続で新曲をデジタルリリースし、全国の音楽フェスに出演するなど精力的にステージ復帰を果たしました。
そして迎えた2025年、誰もが耳を疑う奇跡が起こります。メジャーデビュー25周年の記念日である2026年3月22日に向け、2025年4月4日にオリジナルメンバー5人(RYO-Z、ILMARI、PES、SU、DJ FUMIYA)による「1年間限定でのグループ再集結」が電撃発表されたのです。
メンバーたちは水面下で時間をかけて対話を重ね、過去のわだかまりやボタンの掛け違いを一つひとつ解消。長年支えてくれたファンに最後の感謝を届けるため、25周年のメモリアルイヤー限定で再び5人で肩を並べることを決断しました。限定復活期間中には新曲『どON』を発表し、かつてのグルーヴを現代にアップデートしたサウンドでファンを沸かせました。全国ツアーや大型フェスへの出演を経て、2026年3月22日に東京・有明アリーナで開催されたメモリアルライブ「RIP SLYME 25th Anniversary GREATEST LIVE – Final Three Nights –」をもって、予定通り5人での活動期間を完走し、グループとしての活動に一つの大きなピリオドを打ちました。
2026年10月現在のメンバー個々の活動状況は次のとおりです。
- RYO-Z:ラジオパーソナリティやトークイベント、他アーティストとのコラボレーションなど、マルチなタレント性を生かして活動を継続しています。
- ILMARI:ロックバンドThe Beatmossなどのバンド活動やアパレル関連のプロデュース、妻・蛯原友里との家庭を大切にしながらマイペースに表現活動を行っています。
- DJ FUMIYA:音楽プロデューサーとして第一線で活躍し、CM音楽や舞台音楽の制作、クラブイベントでのDJプレイを精力的に続けています。
- PES:ソロアーティストとしての楽曲制作に加え、プロデュースワークや作詞・作曲家として独自の音楽世界を切り拓いています。
- SU:DJ活動やアパレルブランドとのコラボレーション、トークセッションなど、自身のルーツであるカルチャーシーンで活動を展開しています。
激動の歩みを経て、2025年から2026年にかけて過去の恩讐を乗り越え、ファンとともに25年間の歴史を祝福したRIP SLYME。日本のヒップホップ界に彼らが刻んだ軽快な足跡と名曲の数々は、時代が変わっても色褪せることなく愛され続けています。
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