ちゃくらというバンド名を聞いて、思わずNARUTOの「チャクラ」を連想した方は多いのではないでしょうか。
わたしも最初にバンド名を見たとき、頭の中で勝手に春野サクラが手を翳す絵が浮かんでしまいました。
2022年に八王子で結成された4人組のガールズバンドで、2026年6月にメジャーデビューが決まっています。
ちゃくらの読み方は?NARUTOの忍術チャクラとの関係は?
ちゃくらは、ひらがなでそのまま「ちゃくら」と読みます。
英語表記は「CHAKURA」ですが、日本語ではほぼ「ちゃくら」のひらがな表記で通っています。
読み方の取り違えは少ない名前ですが、響きから連想される話題が独特です。
連想されがちなのが、岸本斉史の忍者漫画「NARUTO」に出てくる忍術エネルギー「チャクラ」です。
さらにNARUTOの主要キャラクターに「春野サクラ」がいて、ちゃくらのボーカル兼ギターも「サクラ」という名前なので、二重に偶然が重なっています。
公式インタビューを読む限り、バンド名はNARUTOとはまったく関係なく、「ちゃくら」というあだ名がそのまま使われた経緯のようです。
(出典:音楽ナタリー「ちゃくら初CDリリース記念インタビュー」・2026年4月確認)
わたしは個人的に、この偶然がちゃくらのバンド名検索を妙に強くしているような気がしています。
NARUTO世代がふとした瞬間に「あれ、チャクラってバンドあるんだっけ」と検索してしまう導線がすでに張られているのは、結果的にお得な名前だと思います。
本人たちにそのつもりはなくても、世代をまたぐ強い引っ掛かりを持っている名前です。
ちゃくらのメンバーは誰?サクラ・ワキタルル・まお・葉弥とは?
ちゃくらは、東京・八王子で2022年6月に結成された女性4人組のロックバンドです。
メンバーはボーカル兼ギターのサクラ、ベース兼コーラスのワキタルル、ギターのまお、ドラムスとキーボードを担当する葉弥の4人です。
4人全員が八王子にある音楽コース付きの専門学校に通っていた同級生で、ベースのワキタルルが他の3人に声をかけて結成された経緯があります。
作詞はワキタルルが、作曲はワキタルルと葉弥がそれぞれ担当しています。
ワキタルルはバンドの言葉と音の両方を握っているソングライターであり、ベーシストでありながら言葉のセンスでバンドを引っ張っている存在です。
(出典:JUNGLE☆LIFE「ちゃくら」紹介ページ・2026年4月確認)
メンバー個別のキャッチコピーが、また独特です。
「虚言癖のサクラ」「陽気なメンヘラのワキタ」「不憫だけど良い奴まお」「箱入り娘の葉弥」という、本人たちの了承の元で決まった愛のある毒舌で、4人の関係性の濃さがにじみ出ています。
こういう自己紹介を本気で出せるバンドは、内側の関係が相当強いはずです。
わたしはこのキャッチコピーを初めて読んだとき、思わず吹き出してしまいました。
普通のバンドなら「やわらかい」「真面目」みたいな当たり障りのない紹介を選ぶところを、ちゃくらは「虚言癖」「メンヘラ」と書いてしまう。
このちょっとイビツなユーモアセンスが、後述する楽曲のシリアスさにも通じている気がします。
ちゃくらのバンド名の由来は?ボーカル・サクラのあだ名とは?
ちゃくらというバンド名は、ベースのワキタルルがボーカルのサクラを「ちゃくら」と呼んでいたあだ名がそのまま採用されたものです。
バンドでやりたいオリジナル曲のデモ音源を送る際、ワキタルルがファイル名を「ちゃくら」と付けて他のメンバーに送ったところ、いつの間にかその呼称がバンド全体の名前になっていたという経緯です。
特別な意味があって付けたわけではなく、日常の延長線上で自然と決まった名前です。
専門学校時代、ワキタルルはサクラを「ちゃくら」と呼び続けていたそうです。
あだ名の由来そのものは公式には語られていませんが、サクラ→さくら→ちゃくらという音の崩しに、なんとなくのリズムの良さが感じ取れます。
バンド名というより「メンバー間の符丁」がそのまま外に出てしまった、という感覚に近いものです。
(出典:Wikipedia「ちゃくら」項目・2026年4月確認)
ちなみに1980年代初頭にも「チャクラ」というバンドが存在していました。
小川美潮がボーカルを務めていた実験的なロックバンドで、ジャンル的にも世代的にもまったく別物ですが、ちゃくらを検索すると今でもこの古い「チャクラ」が混ざってヒットすることがあります。
わたしは「ちゃくら」というバンド名から、最初は仰々しいコンセプトを期待してしまっていました。
しかし実際の由来があだ名のファイル名だったと知ったとき、力が抜けると同時にちょっと安心しました。
バンド名の重みがそのまま音楽の重みに直結するわけではないと、改めて思わされる由来です。
ちゃくらの代表曲は?「海月」「19才」の歌詞とは?
ちゃくらの代表曲として広く知られているのが、「海月(くらげ)」と「19才」の2曲です。
「海月」は2022年12月に1stシングルとして配信リリースされた曲で、ミュージックビデオの再生数は50万回を突破しています。
バンドの存在を一気に知らしめた1曲で、ちゃくらの名刺代わりになっている楽曲です。
「19才」は、メンバー全員が19歳だった時期にリリースされた曲で、ライブの定番として定着しつつあります。
ワキタルル本人が「考え過ぎちゃう性格も、きっとあいつよりは間違いなく成長出来るから、19才、大人にも子供にもなりきれない中途半端な私を救う歌です」とコメントしており、自分自身を救うために書かれた歌だと公言しています。
(出典:音楽ナタリー「全員19歳ガールズバンド・ちゃくらの今が詰まった曲『19才』配信リリース」・2026年4月確認)
ちゃくらの楽曲全体に通底しているのが、「飾り気のない言葉でしか書けない感情」をそのまま音にする姿勢です。
若さを装うわけでも、大人ぶるわけでもなく、19歳が19歳のまま苦しんでいる状態を切り取ろうとする筆致は、同世代のリスナーから強く支持されています。
2025年6月には1stフルアルバムをリリースしており、ちゃくらの世界観がまとまった形で聴けるようになりました。
わたしは「19才」を初めて聴いたとき、自分の19歳の頃をうっかり思い出してしまいました。
「中途半端な私を救う歌」という表現はやや重いですが、ライブのMCでこのフレーズが繰り出されたら、その夜は会場全体が何度も泣くだろうなと想像しています。
やわらかいギターロックに乗せて、これだけ生々しい言葉を放り込めるバンドは、いまの邦ロックシーンにそう多くありません。
ちゃくらは結成からわずか2年でCDリリース、3年でZepp Shinjukuワンマン公演を実現させたバンドです。
動員力の裏側には、東京を中心に年間100本を超えるライブを愚直に積み上げてきた事実があり、SNSのバズ頼みではない地続きの成長曲線を描いています。
インディーズ時代の活動量がそのままメジャー昇格の説得力につながった、ある種の正攻法のキャリアです。
ちゃくらの今後は?2026年6月メジャーデビューの行方は?
ちゃくらは2026年6月にUNIVERSAL SIGMAからメジャーデビューすることを発表しています。
発表のタイミングは2025年12月10日のZepp Shinjuku公演内で、初の大型単独公演のステージ上で告げられたサプライズでした。
インディーズ時代から年間100本を超えるライブを東京中心に全国で重ねてきたバンドが、ようやくメジャーの舞台に上がってきた瞬間です。
UNIVERSAL SIGMAは2004年に設立されたユニバーサルミュージック傘下のレーベルで、KARA、ナオト・インティライミ、クレイジーケンバンド、徳永英明などを擁してきた老舗です。
J-POP・歌謡・ロックを横断する幅広いラインアップを抱えるレーベルなので、ちゃくらの言葉中心のギターロックがどんな枠付けで売り出されるかは、まだまだ未知数です。
1stフルアルバムを2025年に出しているちゃくらが、メジャー1作目で何を出してくるかは個人的に大注目です。
「ちゃくら」というあだ名のような名前を背負って、八王子の専門学校から始まった4人組が、ついに2026年の夏前にメジャーの舞台へと踏み出します。
NARUTOの忍術ともロックバンドの偶然とも関係なく、彼女たち自身が積み上げてきた言葉と音だけで、ちゃくらは次のステージに登っていくはずです。
わたしは2026年6月のデビュー作を、ライブハウス時代を知らないリスナーがどう受け取るのかも含めて、ちょっとそわそわしながら待っています。


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