「どんぐりず、ちょっと気になるな」と思った方も多いのでは?
今回紹介する、どんぐりず(DONGURIZU)は音楽好きのあなたにとってはまさに押さえておきたい存在です。幼なじみ2人組で群馬県桐生市発、ジャンルもニュアンスも掴みどころがあるようで実は自由自在。この記事では、メンバーや音楽性、なぜ人気なのかまで深掘っていきたいと思います。
どんぐりずのメンバー、年齢、出身、グループ名の由来は?
どんぐりずは群馬県桐生市(梅田町あたり)出身の2人組ユニットで、メンバーは 森(1998年4月22日生まれ)と チョモ(本名不明、1998年3月22日生まれ)から構成されています。
中学時代から音楽活動を始めており、実家が徒歩数秒というほど地元で幼なじみだったとのこと。
高校時代になるとバンド編成も経験しており、2015年に1stアルバム『世界平和』を出しています(当時は他にもメンバーがいたそうな!)。
グループ名の由来に関しては、公式に「どんぐりず」という名前の明確な説明はありませんが、幼なじみ+桐生市という“地元感”をベースに、飾らずちょっとふざけたニュアンスを含む名前感と本人たちのキャラクターがリンクしているような感じがますね。アルバム『世界平和』には「どんぐりころころ」という楽曲があったり、「あごの皮が剥けて痛い」 など、おふざけ曲名もあります。
どんぐりずの代表曲NO WAY、ライブやフェスでの世界観とは?
なんといってもどんぐりずの代表曲といえば2021年8月にリリースされた「NO WAY」でしょう。
もちろん日本でも話題になりましたが、それ以上に中南米諸国で大ヒット!
Spotifyバイラルチャートでランクインするなど、世界規模での注目も得ています。
YouTube再生回数はなんと1200万回再生超え!!(2025年11月時点)
かっこいいHipHopなのに、勝手に身体が動いてしまう中毒性の高い楽曲が多いです。
他にも代表的な曲としては“マインド魂”(2020年)や“nadja”などがあり、“マインド魂”はApple Music「2020年ベストソング100」に選出されています。
ライブやフェスなどの活躍もめざましく、2021年9月に開催された SUPERSONIC 2021 に出演するなど精力的に活動しているようです。
世界観としては、多ジャンル(ヘビーメタル、ボサノヴァ、シティポップ、トラップ、歌謡曲、祭囃子)を横断するサウンドを自らセルフプロデュースしており、“自由” “遊び心”というキーワードが浮かびます。
どんぐりずの音楽性とは?
どんぐりずはラップ、トラックメイク、歌を2人で手がけ、特にチョモがトラックメイカー・森がラップ&アートワークを担当しています。
楽曲名から曲自体もおふざけが入っているようですが、年々ラップもトラックメイクもパフォーマンスもスキルアップしていると各方面から評されています。
ラップにおいては“マインド魂”のリリックの中で「ゆうとりますけど」が耳に残りますが、フリースタイル的語感が見られ、トラックもダークなトリップホップ調で展開されていきます。
一方で、“ダンスをテーマにしたエレクトロニック・サウンド作品『4EP1』”など、身体を動かすことを意識した音作りもしていくなど実に多ジャンルを横断的に駆け抜けていっています。
彼らどんぐりずの音楽性は完璧な歌唱力というよりも、ラップ・トラック・サウンドメイクで“表現力”を発揮しているタイプと言えるでしょう。“個性・質感”で勝負してる感があります。ダンスを中心とした楽曲たちも“魅せる”というより“感じさせる”動線なので、ライブで観ると意外に引き込まれそうです。彼らの音楽性は「歌唱力至上ではなく、ラップ+トラック+表現=流れを作る」タイプと言えるでしょう。
どんぐりずはなぜ売れたのか?コラボ、タイアップは?その背景とは?
どんぐりずを一躍有名にした楽曲としては「powerful passion」「nadja」などありますが、やはり「NO WAY」でしょうね。
他にも数々のコラボ楽曲でも知名度が上がっており、ラッパーBIM(ビム)との「Anchovy feat. どんぐりず」、MONDO GROSSO(音楽プロデューサーの大沢伸一のソロプロジェクト)とのコラボ「RAVE (Hungry Driver)」なども外せません。
どんぐりずの人気の背景は、楽曲や音楽性も然りですが、セルフプロデュース、映像(MV)でのインパクト、YouTubeやSNS時代にフィットした“見た目も音もユニーク”という点でしょうね。
「MVやジャンル多様性によって“どんぐりずって何者?”という波紋が広がり始めた」と評している記事も見かけます。
この多様性の時代、「ジャンルを横断してもいい、境界を超えてもいい」という方向へ変わってきており、その波にうまく乗っているのがどんぐりずと言えるでしょう。「ハウスでもメタルでもトラップでもラップでもOK」という柔軟性+地元というフィルター付きで“普通じゃない”ものを提示し続けられたことが強みとも言えます。加えて、SNSなどで“バズる”ための映像・タイトル・キャッチーなリズムが更に彼らに爆発力を与えたと思います。
これからのどんぐりずの奇想天外な活躍から目が離せませんね!


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